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戦争マラリアのお話
2007/09/30 19:50:02 書庫 スタッフ便り一覧
uppic 昨日、教科書検定意見撤回を求める県民大会が宜野湾で行われました。
『沖縄戦の集団自決に日本軍の強制があった』とする記述を教科書から削除しようとしている問題で、そんな歴史歪曲は許せない!ということで、11万人もの県民が集まりました。
これは復帰後最大の規模だそうで、県民の意識の高さと怒りがうかがえますね。

同じ昨日、石垣島でも3500人が新築のアリーナに集まって、郡民大会が行われました。
宜野湾の県民大会に比べると小さく感じますが、八重山郡の人口が5万人ちょっとと考えれば、なかなかの規模かもしれません。

八重山では集団自決事件の慶良間諸島のような米軍の上陸はなかったし、空襲の被害も比較的少なかったのですが、戦争マラリアという特殊な被害がありました。

軍の命令で八重山の島人たちはマラリアの有病地帯に強制疎開をさせられ、多くの島人が発病して亡くなりました。
特に波照間島では、教員として島に入って来た山下虎雄という軍人に、全島民が強制退去をさせられました。
「疎開中に敵の食料になってはいけないから」と、当時さかんだったカツオ工場や家畜はことごとく処分され(実際は、日本軍の食料になったそうですが)、疎開から島に戻った後も食料難で栄養不足の中、マラリアが蔓延し、島人の98%が罹患、3分の1が犠牲になりました。

数年前にできた『八重山平和祈念館』の戦争マラリアの資料でも、強制疎開が軍命だという記載が改ざんされている、という問題がありました。

八重山の人たちは自分の意思で疎開をしたわけではないし、慶良間の人たちは自分の意思で集団自決をしたわけではありません。
その意味では、戦争マラリアも集団自決も同じ問題です。

真実とは違うことが教科書に載ってしまって、後世の子供たちに伝えられてしまうとしたら、悲しいことですね。
ましてや、目で見て体験して来たオジィやオバァはまだ健在だというのに。
自分の歴史を否定されるオジィやオバァは、どんな気持ちなんでしょうね。

珍しく、ちょっとまじめに考えてしまったやどかりなのでした。

ホテル日航八重山
http://www.nikko-yaeyama.com


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