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「薄れゆく違和感」..by八重山日報
2008/06/24 23:27:32 書庫 全般

今日(6/24)の八重山日報の『記者の目』という記事に...

『薄れゆく違和感』

というタイトルで、先日の..八重山防衛協会主催の陸上自衛隊第1混成団音楽隊の『やいまふれあいコンサート』の事が書かれてあった。
書いたのは..仲新城誠記者
以前からJCの事業でお世話になっている方です。
(..ある意味、私がこのような路線の活動を行う切欠を作って頂いた方です ^^;)

仲新城記者の『薄れゆく違和感』という記事読んで...
今回の演奏会を開催した事で...今後の建設的な議論の場になれば..と思い、このブログで内容を紹介させて頂きたいと思います。

「平和な八重山に軍服を着た音楽はいらない」と平和団体などが抗議活動を繰り広げた『やいまふれあいコンサート』が18日、石垣市民会館で開かれた。

陸上自衛隊第1混成団音楽隊のコンサートで、市民の反応を注目していたが、大ホールの観客は聴衆で埋め尽くされ、演奏には盛大な拍手が送られた。


八重山には自衛隊関係者も多く、懸命なPRもあっただろうし、無料ということも大きいが、イベントとしては大成功としか言いようがない。

自衛隊の市民会館使用をめぐっては、九条の会やえやまが、「戦争マラリアのように、軍隊の存在自体が、必然的に住民の犠牲者を生み出すという教訓」を訴え、許可しないよう求める要請文を市に提出するなどの活動が展開された。
しかし、市民に抗議活動の広がりを感じられない。

市議会一般質問では、保守系市議が「音楽隊が来るだけで平和がなくなるという話は通らない」と平和団体の活動を批判したが、革新系市議から、自衛隊の市民会館使用を論難する声は出なかった。
平和団体の抗議が、大多数の市民から見ると、一部の声にとどまっている現状を象徴している。

コンサートが大盛況だったことに、九条の会八重山の新垣重雄事務局長は「向こう(自衛隊)も一生懸命やっている。われわれの非力。一般市民が悪いとは思っていない」と、もどかしさをあらわにする。

軍命による戦争マラリアを体験した八重山でも、自衛隊に対する違和感が薄れている背景は、いくつか指摘できそうだ。
大災害時、自衛隊の救援活動は欠かせない。特に最近は、中国や東北地方で目を覆うような大地震の被害があり、自衛隊の救援活動に対する認知度は国民レベルで進んだ。

八重山の場合、国境という地理的条件にあり、特に近年、尖閣諸島をめぐっては、中国や台湾の動きに日々、神経をすり減らされている。国際情勢を考えると、国防に無関心ではいられない住民感情もある。

今回のコンサートを見る限り「自衛隊は軍隊」という理由だけで、自衛隊の活動に反対する運動は、厳しくなりつつあるのではないか。(仲新城誠)

今回の陸上自衛隊第1混成団音楽隊の演奏会をめぐる動きを、冷静にバランスよく分析している記事だと思います。
(石垣ケーブルテレビのICTやえやまナウの報道もバランスが取れていたと思います。)

特に最後の『今回のコンサートを見る限り「自衛隊は軍隊」という理由だけで、自衛隊の活動に反対する運動は、厳しくなりつつあるのではないか』という締めの言葉は、現在の状況をよく捉えていると思います。

昨日の、慰霊の日関連の記事を見ても...
『軍隊がいたから』・『軍命があったから』という文言が多く...その点に、私は違和感を持っていました。

昨日のブログに、『根本的なものを見て見ぬふりをしている』と書いたのも、戦争状態になったから軍隊が駐留し、そして...戦闘が起こり、民間人を巻き込んだ凄惨な地上戦...そして、ここ八重山ではマラリア地帯への強制疎開が起きてしまった。

...何故、強制疎開の必要があったのか、何故、沖縄が戦場となったのか、何故、あの戦争が起きてしまったのか...

ということを、平和学習の場で語り合う事が必要ではないのでしょうか。

『平和』の対義は『戦争』?
『軍隊』がいれば平和ではない?
『平和』の対義にあるものは..秩序が崩れた状況です。

秋葉原での事件...秋葉原ならではの買い物を楽しむ日常の平和が、ひとりの狂気で一瞬にして崩れ去りました。
警察が犯人を取り押さえたとき...取り押さえた警察官は、3回、犯人の刃物で刺されています。
警察官は防護服を着ていたので、怪我は無かったが、ナイフを振り回す犯人に対して、拳銃で警告を行っています。

秩序を維持するために、国内では警察がその役割を...そして国外に向かっては、自衛隊が...その役割を担います。

この社会に..狂気は存在します。
行過ぎた野望も欲も存在します。
...そして、行過ぎた自衛も存在します。

資源の無い日本が、その経済力でエネルギーを世界から買い集めます...その裏で何が起こっている?
食料自給率が圧倒的に低い日本が、その経済力で世界中から食べ物を買い集めています...その裏で何が起こっている?

そのリアルな現実のもとで、秩序を維持する為にはどうすればいい?

『自衛隊は軍隊』...ということだけで、すべてに反対という議論ではなく、我々の税金で運用されている、国民の生命財産を守る組織である自衛隊を、如何に日本、そして世界の平和のために活用して行くか...という事を、シビリアンの主体である我々がしっかりと議論する時代に来ているのでは...と思います。



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コメント(2)