八重山島風ブログ  [PR]沖縄県民ニュースをチェック! こんにちは ゲスト さん。 ログイン・ブログをはじめる  
よーんなどー
2006/11/14 17:19:17 書庫 スタッフ便り一覧
uppic イリオモテヤマネコの子供が、交通事故に遭って死亡してしまいました。
世界中で西表島だけに住み、現在では100頭前後しかいないだろうといわれている絶滅危惧種で、国指定の特別天然記念物に指定されているニャンコ様。
交通事故のニュースは、新聞でもテレビでも取り上げられます。

西表島の人は、家ネコとはちがう“ヤママヤー(山のネコ)”“ヤマピカリャー(山で光るもの)”がいる、ということは昔から知っていましたが、これが特別なネコだと認識されたのは、わりと最近のことです。
1965年、動物作家の戸川幸夫さんが標本を内地に持ち帰って鑑定をすると、やっぱりこれはかなり珍しいネコだということになって新種と認定されました。
そして、1972年、本土復帰に伴って国の天然記念物に指定されたわけです。

この発見は、20世紀最大の発見とまで言われています。
イギリスのエジンバラ公が日本の皇室宛にイリオモテヤマネコ保護を訴える文書を送り、その中で西表住民の島外移住を提案されていて、住民が猛反発!なんてこともあったそうです(そりゃ反発しますよね・・・)。
アイガモ農法のアイガモを襲われても手出しができなかったり、昔から共存していたヤママヤーが特別なニャンコ様になってしまって、西表の住人の方たちが困惑した場面もあったようです。

このネコの珍しいところは、水を嫌がらないこと。
水の中の餌を捕まえたり、それどころか、浦内川で観光船の前を泳いで横切る姿を目撃されてニュースになったこともあったそうです。
泳ぐネコだなんて・・・それだけで天然記念物モノですよね。

西表島の生態系の中では頂点のヤママヤー。
目下最大の天敵は、「自動車」です。
最近確認されたイリオモテヤマネコの死亡個体は、ほとんど交通事故によるものだそうです。
人間の方でもいろいろと気を遣って、ヤマネコのいそうな場所には「ヤマネコ飛び出し注意」標識を立ててヒトに注意を促したり、道路に凸凹のあるゼブラゾーンを設置してヤマネコに注意を促したり。
ヤマネコができるだけ道路に出なくてすむように、道路の下に数十基の「ヤマネコ専用トンネル」を設置したりもしています(ヒト専用トンネルは、島に1つしかありませんが・・・)。

ヤマネコの絶滅を防ぐために、手を尽くして涙ぐましい努力をしているわけですが、それでも毎年何匹かは交通事故に遭ってしまいます。
相手がヒトであれネコであれ、事故は事故ゆえに事故なわけで、自分が事故を起こさないという保障はどこにもないわけです(そんな保障があったら、保険会社はいらないですね)。

とりあえずできることは、ドライバーのひとりひとりが気をつけることでしょう。
ヤマネコに限らず、自然が豊かな八重山では、カメやらクイナやらカニやらカエルやら、たくさんの野生生物が道路を横断します。
トップの画像は、石垣島沿岸レジャー安全協議会主催の、野生生物の交通事故防止のポスターです。
イノシシも「よーんな、よーんなどー(ゆっくりゆっくり)」と興奮ぎみ。
他の地域よりも時間に追われることの少ない八重山ですので、ヤドカリもゆーっくり運転を心がけたいと思います☆

ホテル日航八重山
http://www.nikko-yaeyama.com

uppic

コメント(1)
トラックバック(0)